皆さんは、コロナ給付金10万円をどうやって申請しましたか?
きっとマイナンバーカードを持っていた人は、早々に電子申請を終え、すでに給付金を受け取った方もいるのではないでしょうか。
マイナンバーカードを持っていれば・・・と後悔した方も多かったのではないでしょうか。
今後の時代、どんどん電子化が進みます。
この機会に、マイナンバーカードを作ってみてはいかがでしょうか。
この記事では、マイナンバーカードの作成方法と、改めてメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。
目次
マイナンバーカードと通知カードの違い
まず、マイナンバーカードについて復習しましょう。
マイナンバーカードとは、個人情報の入ったICチップが埋め込まれた顔写真付きのカードです。
紙媒体のマイナンバー通知カードとは異なり、受取るには別途申請が必要となります。
マイナンバー制度は2016年から始まり、当時、通知カードは全国民に配布されましたよね。
マイナンバーカードの申請手順
さて、マイナンバーカードの申請手順ですが、実際の申請サイトに分かりやすく、まとめられています。
主な申請方法は以下の3つになります。
1. パソコンで電子申請
2. スマートフォンで電子申請
3. 郵送で申請
1・2で申請をお考えの方は、申請前に「個人番号カード交付申請書」があるかを確認しましょう。
交付申請書には「申請書ID」という23桁の数字が記載してあり、申請時に必要となります。
申請書IDは、「個人番号カード交付申請書」の上部分に記載されています。
もし、「個人番号カード交付申請書」を紛失してしまい、申請書IDが分からない場合は、郵送での申請を検討しましょう。
申請サイトから交付申請書と郵送用の封筒をダウンロードできるので、必要事項を記載の上、郵送すればOKです。
あまりお勧めはできませんが、”申請書IDが分からない”、”書き方がよく分からない”という方は、
お住まい近くの市区町村窓口で直接、申請手続きをすることも可能です。
上記の1〜3のマイナンバーカードの申請手続きが完了すれば、概ね1ヶ月程度で、交付通知書(はがき)が自宅に届きます。
あとは、はがきに記載された期日までに、交付場所に行き、受け取ればOKです。
受取りの際には、以下を忘れずに持っていきましょう。
●必要な持ち物
・交付通知書(はがき)
・マイナンバー通知カード
・本人確認書類(免許証等)
マイナンバーカードのメリット・デメリット
マイナンバーカードを持っていた方が良いというのは分かるんだけど、実際どんなメリットがあるの?
マイナンバーカードって滅多に使わないし、いらないんじゃないの?
いろんなご意見があると思いますが、一度、マイナンバーカードのメリット・デメリットを整理しましょう。
メリット
- 各種行政手続きがオンライン申請できる
コロナ給付金もそうですが、確定申告などの行政手続きをオンライン申請できることが一番のメリットです。
これは行政側だけでなく、申請側としても非常に便利です。
- コンビニで印鑑証明書・住民票を発行できる
印鑑証明書や住民票は、基本的に市役所等でしかもらう事ができません。
したがって、わざわざ平日の仕事の合間に、あるいは時間給を取って、足を運んでいた方も多いのではないでしょうか。
これらが、コンビニで手軽に発行できるのはメリットですよね。
デメリット
大きなデメリットは正直ありませんが、あえて以下にデメリットを挙げます。
- 個人情報流出のリスク(詐欺被害)
マイナンバー関連の詐欺被害が多くなると考えられます。
実際に、総務省のHPに相談事例が掲載されていますので、一度目を通してみてはいかがでしょうか。
- マイナンバーカードを持っている人・持っていない人に情報格差が生まれる
マイナンバーカードを持っている人は「マイナポータル」で、各種手続きや自分に合った申請サービスをチェックできます。
一方、持っていない人は、手続きの際にわざわざ市役所に行かなければいけませんし、
社会保障の情報がもらえず、本来貰えるはずだった給付金をスルーしてしまうこともしれません。
- オンライン申請にはICカードリーダー・対応のスマホが必要
PCでオンライン申請する場合には、ICカードリーダーを別途用意しなければいけません。
また、スマホでオンライン申請する場合には、iPhone7以上、
Androidであれば「おサイフケータイ機能、あるいはNFC対応」の機種が必要です。
セキュリティは大丈夫なの?
万が一、マイナンバーカードを落としたら悪用されるんじゃないか?と不安になりますよね。
落とさない・無くさないに越したことはありませんが、悪用対策はしてあるようです。
まず、マイナンバーカードのICチップは、インターネット上で、本人確認を行うための合鍵として機能します。
つまり、個人認証に必要なアプリや証明書のみが保存されていて、詳細な個人情報までは分かりません。
また、マイナンバーカードは顔写真付きのため悪用しにくく、複雑な表面テクスチャにより偽造対策もしてあります。
ただ、万全な対策をしても不安な物は不安です。
もしもカードを紛失した場合には、コールセンターが24時間無休で対応してくれるので、すぐにカードを一時停止しましょう。
最後に・・・
結論から申し上げると、マイナンバーカードを今すぐ作りましょう。
マイナンバー通知カードは2020年5月25日を最後に廃止されました。
一応、今後もマイナンバー証明として利用できますが、紛失した場合はマイナンバーカードを作る他ありません。
また、2020年9月より、マイナポイント事業が開始されます。
マイナポイントは、PayPayなどのキャッシュレス決済のポイントとして、利用できます。
早速ですが、マイナポイントに関するキャンペーンをご紹介します。
- キャンペーン内容
<対象者>
マイナンバーカードを持っている人
<期間>
2020年7月〜2021年3月末まで
<内容>
キャッシュレス決済で2万円を決済すると、5千円のマイナポイントが国から付与されます。
これは、PayPayに限らず好きなキャッシュレス決済を選択すればOKです。
こんなに政府がマイナンバーカードを普及するために動いているのですから、作るしかないですね!!
ちなみに、2021年からマイナンバーカードは健康保険証としても活用ができるそうです。
将来的に、医療機関で毎回、保険証を出さずとも、マイナンバーカードをピッとかざすだけで受付できる時代がくるかもしれませんね。
そうなれば、いずれ医療費控除の計算・確定申告もいらなくなるかもしれません。
以上、最後までご愛読ありがとうございました。