株式投資を初めて、まだ間もない頃は、配当ってどうやって受け取れば良いの?といった悩みがありますよね。
配当の受取方法には何種類かありますが、株式を売買している証券口座に振込してもらうのが最も賢いやり方です。
設定次第では、郵便局や銀行まで足を運んで配当を受け取りに行かなければいけません。
しかも平日15時までしかやっていないし・・・。銘柄を複数持っていたら、その都度です。
これは、かなり面倒ですね。。。
そうなる前に、証券口座への振込で配当金をもらえるように、設定しておきましょう。
設定の確認や変更は、証券会社の口座設定で簡単に行うことができます。
では、実際にSBI証券を例に、配当受取の設定がどうなっているか、確認してみましょう。
画像付きで手順紹介(SBI証券)
それでは、配当受取の設定方法について順を追って説明していきます。
この順番で操作すれば、問題なく配当受取方法の確認や、変更を行うことができます。
- まずはSBI証券にログインして、「口座管理」をクリック
- 株式比例配分方式を選択
- 最後に、取引パスワードを入力して変更をクリック
これで、配当の受取方法の確認や変更は完了です。
とても簡単ですね。
ですが、これを知らないと後々大変になってしまうので、今のうちに設定を確認しておきましょう。
どうやら、初期設定では「配当金受領証方式」といって、郵便局や銀行窓口での受取になっているそうです。
自分の初期設定も上記のようになっており、危うく郵便局や銀行まで配当受取に行かなければいけない所でした
「証券口座での配当受取を設定できない場合もある?」
中には、「最初から、配当金は証券口座への振込に設定してくれれば良いのに!」と思った方もいるでしょう。
これは、証券口座で配当受取できる人は、全員ではないからです。(※ほとんどの人はOK)
以下を除く人が対象です。
- 信託銀行に特別口座が開設されている。
- 複数の証券会社で口座を持ち、他社で株式数比例配分方式(配当金は証券口座への振込)を取扱っていない。
(SBI証券より引用)
株式投資初心者の人は、上記に該当する方はほぼいないので安心してください。
一応補足しておきますが、少し内容が難しいので、読み飛ばしていただいて構いません。
- 信託銀行に特別口座が解説されているとは・・・
2009年1月に株券は電子化され、株券は電子情報として「証券保管振替機構(ほふり)」に預託されるようになりました。
つまり、我々が売買している株式は証券会社ではなく、「証券保管振替機構(ほふり)」によって一元管理されているということですね。
信託銀行の特別口座とは、株券の電子化前に所有していた株券を「ほふり」に預託しなかった場合に、株式発行会社が開設した口座です。
特別口座では、株式売買はできませんので、通常は証券会社の口座に振替します。
以上より、2009年1月以降に株を始めた方は、株券は全て電子化されて「ほふり」に預託されているため、特別口座はありません。
- 複数の証券口座を持ち、他社で株式数比例配分方式(配当金は証券口座への振込)を取り扱っていないとは・・・
結論からいうと、他社の証券会社で「登録配当金受領口座方式(郵便局や銀行等の口座振込)」を選択している場合、他の証券会社からの配当も全て同じ口座に振り込まれます。
つまり、A証券で銀行振込を設定していた場合、B証券でも自動で銀行振込に設定されてしまいます。
もちろん、大手の楽天証券やSBI証券では、「株式数比例配分方式(配当金は証券口座への振込)」が選択できます。
証券会社を掛持ちする場合には、配当受取方法に「株式数比例配分方式」が選択できるか?を少し気にしても良いかもしれませんが、大体は証券口座への振込が選択できるので、あまり気にする必要はありません。
いつまでに配当受取の方法を変更すれば良いの?
配当金の受取条件は、権利確定日時点で、株券が「証券保管振替機構(ほふり)」に登録されていることです。
したがって、配当受取の方法も権利確定日に、登録されている方法が適用されます。
配当金の受取方法の変更には、通常2〜3営業日ほどかかりますので、権利付き最終日より少し前に、変更届を出しましょう。
まとめ
- 株式投資を始めたら、配当の受取方法を確認しよう
- 初期設定の「配当金受領証方式」から「株式数比例配分方式(証券口座への振込)」に変更しよう
- 配当受取の方法は、権利付き最終日よりも前に設定しよう
以上、今回はSBI証券を例に、配当の受取方法の確認・変更方法についてご紹介しました。
株式投資初心者で、配当をまだ受け取ったことがないという方は、この機会に一度確認してみてはいかがでしょうか。
受取方法をマスターして、配当金=不労所得を安心して受け取りましょう。